「球磨川への祈りの集い」
坂本町の球磨川沿いは、
朝5時30分ごろから急激に水位が上昇し、
1時間もかからないうちに、
多くの家屋が濁流に飲み込まれ、
4名の方が亡くなり、
家ごと流された方は、今も行方不明のままです。
そして、多くの住民が、パニックに陥りました。
7月4日。朝6時。
坂本町で被災した若手の仲間で、
「この日、この時のことは、
忘れるどころが、年々思いが強くなってきている」
という話になり、「球磨川への祈りの集い」を、開催することとなりました。
油谷川上流、鮎帰地区の西福寺、山本隆英住職には、集会の開催地となった新開(しんがい)地区の昔の家の位置、大水の話や、ここの近くに住んでおられ亡くなられた方・行方不明となられている方への想いをお話しいただきましたが、
「昔は、大水(おおみず)の時は、ゆっくり浸水していたから、その間に大事なものは2階にあげ、水が引き始めたら、そのついでに家の掃除をしていた」とのこと。
昔の「大水」では川の恵もありましたが、河川の変化とともに、大水ではなく、「水害」が発生するようになりました。
これからの球磨川をどうしたらいいのか。どうあるべきなのか。住職から、この難題にどう向き合うのか?と、大変な宿題を出されたような気がします。
今回の祈りの集いでは、坂本町の鎌瀬地区の風習を真似て、河原の石に願いごとを書き、球磨川・油谷川へ投げ、願いを託しました。
水害で亡くなられた方へのご冥福と助けられなかった詫びの気持ち。
「生きた球磨川」に戻って欲しいという願い。
様々な想いを、わかちあえた時となりました。
朝6時からにも関わらず、
多数参加していただき、ありがとうございました。
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「球磨川への祈りの集い」を取材していただきました。
早朝より、ありがとうございました。
NHK
https://www3.nhk.or.jp/.../kumamoto/20250704/5000025654.html
TKU
https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20250704-00000008
熊本日日新聞
https://kumanichi.com/articles/1820254
共同通信
https://news.yahoo.co.jp/.../be471e32aee20f2a729c403763ad...
